REFORM COLUMN

トイレ床リフォームで失敗しない!素材の種類と実際の事例を紹介

2025.03.29

住宅を建ててから、時間が経つと水回りの汚れが目立ってきて、リフォームを考え始める人も少なくないはずです。

住宅における水回りの中でも、特にトイレは汚れやすく、掃除を怠ると汚れが取れなくなり、リフォームをしなければならなくなります。トイレの中でも床は、排泄物が飛びやすく、汚れたり、水分により腐食して変色したりして、見た目も悪くなりやすい場所です。

そのため、トイレ本体ではなく、床だけをリフォームする方法もあります。

そこで、本記事では、トイレの床をリフォームする際の注意点や使用される床材の特徴を詳しく解説します。

記事の後半では、トイレの床をリフォームする際の費用や実際に事例も紹介しているので、これからトイレのリフォームを考えている方は、最後までご覧になって参考にしてください。

トイレ床は10年ごとのリフォームがおすすめ

トイレの床をリフォームするタイミングは、一般的に新築から10年前後程度といわれています。

しかし、トイレを使用する回数や掃除ができる回数は、家庭により異なるため、掃除をしても汚れが目立ったり、腐食がみられたりする場合にはリフォームをするタイミングかもしれません。

トイレは毎日使う場所であるため、適切なメンテナンスをしていないとリフォームのタイミングは早くなります。

トイレの床をリフォームする際の注意点

トイレの床をリフォームする際には、以下の注意点を確認しながら、素材やリフォーム方法を選ぶ必要があります。

  • 水に強い素材を選ぶ
  • 使いやすく掃除がしやすい床材
  • 壁紙との調和を考慮する
  • 信頼できる施工業者を選定する

これらの点に気をつけて、快適で機能的なトイレ空間を作りましょう。

水に強い素材を選ぶ

トイレは、尿やトイレ内の水が床に飛び散ったり、手を洗った後の水滴が床に落ちたりして、床に水分が落ちやすい場所の一つです。そのため、床材を選ぶ際には、水分に強い素材を選ぶ必要があります。

水分に弱い素材の床を選んでしまうと、床が水分を吸収してしまい、木材が腐食したり、変色したりして耐久性が低くなったり、見た目が汚くなったりする可能性があります。

水分に強い素材としては、タイルや表面が撥水加工されているクッションフロアやフローリングを指します。反対に、無垢素材であれば、水分を吸収しやすいため、トイレの床素材には向かないといわれています。

使いやすく掃除がしやすい床材

トイレの床リフォームでは、掃除のしやすさも重要です。

トイレの床の素材が、水分に強いだけで掃除がしにくい状態であれば、汚れが溜まっていくだけで、すぐに腐食してしまう可能性が高くなります。そのため、掃除のしやすい床や配置にすることで、掃除がしやすい状況を作り、いつでもすぐに綺麗にできる環境が必要です。

そのためには、撥水性の高い床を選んだり、狭い場所を無くすようなトイレの配置に変更する方法があります。

トイレのリフォームをする際には、デザインや使いやすさだけでなく、毎日使う場所のため掃除のしやすさも考えておく必要があるでしょう。

壁紙との調和を考慮する

トイレの床リフォームでは、壁紙との色合いも考えて素材を選ぶと良いでしょう。

壁紙も一緒にリフォームする際には、壁紙の色と床の色が合っているかを確認しながら選ぶと良いです。リフォームする際に壁紙はそのままにする場合には、既存の色に合わせて床の色を選ぶと、統一感のある美しい空間になります。

トイレの壁紙や床の色合いは、白を基調にすると、清潔感を保てますし、汚れた際も目立つため、掃除もしやすくなるのでおすすめです。

信頼できる施工業者を選定する

リフォーム会社の中には、違法性の高い金額で施工する業者がいたり、施工に欠陥が多い業者がいたりするため、業者選びは重要です。

適切な施工業者を選ぶためには、複数の業者で相見積もりを行ったり、実績や口コミを確認したりする方法があります。

相見積もりを取る際には、3社以上の業者に見積もりを依頼し、比較すると、適切な金額を知ることができます。床材の値段に違いがなくても、施工代金に差が生まれるため、見積もりを確認しておきましょう。

また、見積もりを依頼する業者は、ホームページ等で今までのリフォーム実績や口コミを確認して、悪い点がないかを事前に確認しておくと安心して施工を依頼できるでしょう。

トイレの床素材の種類

トイレの床をリフォームする際には、素材選びが重要です。適切な素材を選ぶためには、それぞれの素材の特徴を理解しておく必要があります。トイレの床に使われる主な素材は以下の4つです。

  • クッションフロア
  • 防水フローリング
  • タイル
  • 石材系

ここでは、それぞれの素材の特徴とメリット、デメリットを解説します。

クッションフロア

クッションフロアは、別名ビニールシートと呼ばれている床材で、ポリ塩化ビニールで作られています。

この素材の特徴は、高い防水性を持ち、水分や汚れに強く、柔らかさがあります。クッション性が高いため、足触りが良い素材にもなっています。

クッションフロアを選ぶメリットは、防水性が高いことと、他の床材と比べても価格が安い傾向にあります。

デメリットとしては、耐久性が低かったり、デザイン性が他の素材と比べると安っぽく見えてしまったりします。

防水フローリング

防水フローリングは、通常のフローリングに特殊なコーティングを施して、水分が染み込みにくくしている床材を指します。

防水フローリングを選ぶメリットは、通常のフローリングとデザイン性は変わらないため、防水性が高い素材の中ではデザイン性が高い素材です。また、掃除がしやすいため、耐久性が高いのも防水フローリングの特徴です。

デメリットとしては、クッションフロアと比べるとコストが高く、足触りが硬い傾向にあります。冬などの寒い時期には、冷たく感じるのもデメリットの一つです。

タイル

タイル素材は、昔からトイレや浴室などの水回りで使用されている素材で、耐久性が高く、長持ちしやすい特徴があります。

タイル素材は耐久性が高く、様々な色があるため、デザインの自由度が高いメリットがあります。また、耐熱性能もあるため、火災や温度変化による変形に強いのも特徴の一つです。

デメリットとしては、寒い時期には冷たく感じたり、初期費用が高かったりなどが挙げられます。また、濡れていると滑りやすいため、転倒などには注意が必要です。

石材系

トイレに使用される石材系の素材には、大理石などの天然石やセメント系を使用した人工石があります。

石材系の素材を採用すると、高級感のあるトイレにできたり、耐久性が高いトイレになったりなどのメリットがあります。

デメリットとしては、コストが非常に高かったり、メンテナンスが必須であったりなどが挙げられます。また、表面が滑らかなため、滑りやすいのもデメリットといえるでしょう。

床をリフォームする費用

上記で紹介した床材を使用した際の費用の比較を以下の表に示します。

素材 初期費用
クッションフロア 2000〜5000円/㎡
防水フローリング 4000〜8000円/㎡
タイル 5000〜10000円/㎡
石材系 10000〜20000円/㎡

トイレの床をリフォームする場合には、上記の金額に加えて施工費用が発生します。クッションフロアが最も安いですが、他の素材と比べると耐久性が低い傾向にあります。

金額が高くなると、耐久性やデザイン性が高くなるため、予算と相談しながら素材を選択すると良いでしょう。

ニノスのトイレリフォームの事例

リフォーム会社のニノスでも、トイレリフォームを承っています。以下の写真は、実際のトイレリフォームを施工した事例です。

上記のトイレリフォームは、床材だけでなく壁紙までリフォームした事例です。

トイレ全体の色合いを変えるだけでも、見た目が明るくなります。また、ただ壁紙を張り替えるだけでなく、棚を設置するなどの工夫も依頼により施工可能です。

トイレのリフォーム事例については、以下のページを参考にしてください。

関連ページ:ニノスのトイレリフォームの事例

まとめ

今回は、トイレの床材リフォームにおける適切な時期と注意点について詳しく解説しました。

トイレをリフォームする時期としては、新築から10年前後が目安です。汚れが目立ったり、床が変形したりした際には、リフォームが必要な時期になります。

トイレの床材をリフォームする際には、汚れにくさや掃除のしやすさ、壁紙との色合いで素材を選ぶと良いでしょう。トイレの床材には4つの主な種類があり、それぞれの特徴とメリットとデメリットを理解した上で選ぶと安心してリフォームができます。

リフォームをする前に、どのようなトイレにしたいかをイメージしながら施工業者と打ち合わせすると、理想のトイレに近づけるので、事前に家族で話し合っておきましょう。

リフォーム会社のニノスでもトイレの床材のみから全体のリフォームまで承っているので、これからリフォームを考えている方は一度ご連絡ください。