タイル張りの浴室を使用している方の中には、タイルが壊れたり、冬場にお風呂が寒かったりに悩んでリフォームを検討している方も多いでしょう。
タイル張りのお風呂は、古い家で採用されている場合が多く、一部分が割れてしまったり、滑りやすかったりして、使い勝手が悪く感じてしまうこともあります。
リフォーム方法には、部分的な修繕と浴室全体の改装の2種類があります。
もし一枚のタイルだけが壊れている場合は部分的な修理で済むこともありますが、割れているタイルが多かったり、お風呂が寒いと感じたりしている場合には、全体をリフォームした方が快適なお風呂になります。
この記事では、タイル張りの浴室をリフォームする際の方法と注意点について詳しく解説します。
記事の後半では、タイル張りのお風呂をリフォームする際の費用についても解説しているので、これからリフォームを考えている方は、ぜひ最後までご覧ください。
タイル張りのお風呂をリフォームする方法
タイル張りのお風呂をリフォームする方法は、主に以下の3つがあります。
- タイル全体を張り替える
- 部分的なタイル修理
- ユニットバスへの変更
それぞれのリフォーム方法の概要を詳しく解説します。
タイル全体を張り替える
タイル張りの浴室をリフォームする方法の一つに、タイル全体を交換する方法があります。この方法は、タイルに大きな損傷があるが、浴槽や給湯設備、シャワーに問題がない場合に適しています。
タイル全体の交換のメリットは、デザインの自由度が高かったり、耐久性が高かったりなどがあります。お好みの色や模様を選ぶことで、今までとは違う雰囲気のお風呂が作れます。また、タイルは、湿気に強く、掃除もしやすいため、カビが発生しにくかったり、経年劣化がしにくかったりするのもメリットです。
ただ、全体を張り替えるため、施工費用が高かったり、完成までに時間が掛かったりするデメリットがあります。
費用面では、ユニットバスへの変更よりも高額になることも考えられます。そのため、リフォーム前に両方の方法の見積もりを取り、予算と相談しながら、どちらにするかを選ぶと良いでしょう。
部分的なタイル修理
タイル張りの浴室をリフォームする方法として、破損したタイルの一部だけを修理する方法もあります。タイルの破損が少なく、お風呂の使い勝手が悪くない場合、この部分修繕は非常に有効です。
一部分を修繕する方法は、コストは安くなり、工事期間も短いメリットがある一方で、使用しているタイルが見つかりにくいなどのデメリットがあります。
予算があまりない人はタイルの一部分を修繕する方法も選択肢の一つになります。
ユニットバスへの変更
タイル張りのお風呂をリフォームする方法の一つに、ユニットバスへの変更があります。浴槽やタイルなど、浴室全体を新しくしたい場合には、ユニットバスがおすすめです。
ユニットバスが、浴槽や床、壁やシャワーなど一つのユニットになっているため、工事期間も短いメリットがあります。
また、断熱性能の高い機種を選べば、寒い冬でもお風呂の熱が逃げにくくなるため、快適なお風呂になるだけでなく、ヒートショックなどの健康被害も予防できます。
特にタイル張りのお風呂にこだわりがない場合には、ユニットバスへの変更がおすすめです。
タイル張りのお風呂をリフォームする際の注意点
タイル張りのお風呂をリフォームする際には、以下のような注意点があります。
- タイルのメリットとデメリットを理解しておく
- 予算をしっかり確認する
- 施工期間の確認
- 信頼できる業者を選ぶ
上記の注意点を理解してリフォームしないと、リフォームに失敗してしまったり、相場よりも高い金額で工事をしないといけなかったりするため、それぞれの注意点を十分に理解しておきましょう。
タイルのメリットとデメリットを理解しておく
タイル張りのお風呂をリフォームする際には、タイル張りにするメリットとデメリットを十分に理解しておく必要があります。
メリットとしては、デザイン性が高かったり、掃除がしやすかったりが挙げられます。
デメリットとしては、破損する可能性が高かったり、冬は冷たく感じたりなどが挙げられます。
メリットとデメリットを比較して、どのようなお風呂にしたいかを明確にしてからタイルにするかユニットバスにするかを決めると良いでしょう。
予算をしっかり確認する
タイル張りのお風呂をリフォームする際には、予算の確認も重要です。
予算が少ない場合には、破損したタイル部分のみの修繕だけしかできない可能性もあります。
また、タイル全体の交換を選ぶと、ユニットバスに変更するよりも高くなる可能性があるため、予算と希望する浴室のスタイルを照らし合わせて、リフォーム方法を選ぶと良いでしょう。
施工期間の確認
タイル張りのお風呂に限らず、お風呂をリフォームする際には施工期間を確認しておく必要があります。
施工期間中は、自宅でお風呂が入れないため、他の方法を準備しておく必要があるためです。
特に、タイル全体を交換するリフォームを検討している場合は、施工期間が長くなるため、他の入浴方法を準備しておかなければなりません。
信頼できる業者を選ぶ
施工業者選びには慎重にならなければなりません。リフォームは同じ工事でも業者によって金額が大きく変わる可能性があるため、相見積もりは必須です。
費用の相場を知るためにも、相見積もりは3社以上の施工業者に依頼する方法がおすすめです。
また、施工業者を選ぶ際には、実績も重要なので、ホームページ等を確認してから、どのようなリフォームをしてきたかを確認しておくと安心です。
タイル張りのお風呂をリフォームする際の費用
タイル張りのお風呂をリフォームする際には、方法により費用の相場が大きく変わります。
- タイル全体を交換する場合
- 一部のタイルを修理する場合
- ユニットバスに変更する場合
それぞれのリフォーム方法別に費用がどのくらい掛かるかを紹介します。
タイル全体を交換する場合
浴室のタイル全体を張り替える際の費用は、全体の場合で約30万円〜50万円、床だけの張り替えであれば10万円〜20万円、壁だけであれば20万円〜30万円の費用が発生します。
タイル全体を張り替える場合には、下地の状態が悪い場合には下地も修繕しないといけないため、上記の金額にプラスして下地修繕の費用も発生する可能性があります。
一部のタイルを修理する場合
タイルの一部分を修繕する場合には、破損したタイルの広さによりますが、2万円ほどからリフォームが可能です。
破損範囲によって費用が変動するため、必ず見積もりをとってもらうようにしましょう。
また、リフォームに使用するタイルがデザイン性の高いものであれば、金額が高くなる可能性があるため、施工業者に事前に相談しておくと安心です。
ユニットバスに変更する場合
ユニットバスに変更する場合、選ぶグレードによりますが、費用はおおよそ50万円から100万円程度かかります。タイル張りのお風呂を完全に取り壊し、ユニットバスを設置するため、工事費用が高くなることがあります。
ニノスのお風呂のリフォーム事例
名古屋にあるリフォーム会社のニノスでもお風呂のリフォームを承っています。
上記の画像は、右側の画像がリフォーム後のお風呂の状況です。上記のリフォームは、シャワーや床、壁だけをリフォームするだけでなく、壁に大きな鏡を設置したり、壁の色を変更したりなどのリフォームを施しています。
ただ単にユニットバスを設置するだけでなく、依頼者の希望に沿って施工することで、より使いやすいお風呂になるように工夫しています。
リフォーム事例については以下のページを参考にしてください。
参考ページ:リフォーム事例
ユニットバスにリフォームがおすすめ
タイル張りのお風呂のリフォーム方法には3つの選択肢がありますが、その中でもユニットバスに変更する方法は特におすすめです。
費用が高くなるデメリットはありますが、今のユニットバスは高機能のものが多く、断熱性能も高いためです。
また、壁や浴槽などのデザイン性も高くなりつつあるため、オシャレなお風呂にも変更できます。
タイル張りのお風呂のリフォームを考えている方は、ユニットバスへの変更も検討してみてください。
まとめ
今回は、タイル張りのお風呂をリフォームする方法と、注意点について詳しく解説しました。
タイル張りのお風呂のリフォーム方法には、大きく分けて2つの選択肢があります。お風呂の一部だけを修理する方法と、全体をリフォームする方法です。大きく破損しておらず、使い勝手が悪かったり、冬場に寒くないお風呂であれば一部分のリフォームで良いかもしれませんが、破損している箇所が大きかったり、冬場に寒いと感じるお風呂であれば、全体をリフォームする方法がおすすめです。
お風呂のリフォームを依頼する際には、予算の確認や工事期間に注意しておく必要がありますが、業者選びも非常に重要です。1社だけの見積もりで工事を決定するのではなく、3社以上の見積もりを取り、リフォームの相場を理解して依頼するようにしましょう。
リフォーム会社のニノスでもお風呂のリフォームを承っています。相見積もりも可能ですので、これからリフォームを考えている方は、ぜひ一度ご連絡ください。