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屋根裏の害獣対策|侵入原因から追い出し方法まで解説!

2025.12.25

夜中に天井から物音が聞こえたり、屋根裏から異臭を感じたりしたことはありませんか。こうした現象がある場合、屋根裏に害獣が侵入している可能性があります。害獣は一度住み着くと被害が広がりやすく、放置すると建物の劣化や健康被害につながることも少なくありません。

しかし、屋根裏の害獣対策は「とりあえず追い出せばいい」というものではなく、侵入原因の特定や再発防止まで含めて考えることが重要です。

本記事では、屋根裏に害獣が侵入する主な原因から、代表的な害獣の種類、追い出し方法と注意点までをわかりやすく解説します。初めて対策を検討する方でも判断しやすい内容になっていますので、ぜひ参考にしてください。

屋根裏に害獣が侵入する主な原因とは

屋根裏に害獣が侵入する背景には、単に「動物が迷い込んだ」というだけではなく、住まいの環境や管理状況が深く関係しています。屋根裏は害獣にとって安全で快適な空間になりやすく、建物のわずかな隙間や周辺環境の影響によって侵入リスクが高まるケースも少なくありません。また、一度侵入を許してしまうと、適切な対策を行わない限り再発しやすい点も特徴です。

  • 屋根裏が害獣にとって住みやすい環境になっている
  • 建物の老朽化や構造上の隙間が侵入を招いている
  • 庭や周辺環境が害獣を引き寄せている
  • 過去の侵入痕跡を放置していることで再侵入されている

ここでは、屋根裏に害獣が入り込む主な原因について、代表的なポイントを整理して解説します。

屋根裏が害獣にとって住みやすい環境になっている

屋根裏は外敵が少なく、人の出入りもほとんどないため、害獣にとって非常に住みやすい空間です。特に断熱材が敷かれている住宅では、冬でも暖かく、出産や子育ての場所として選ばれやすくなります。

また、暗く静かな環境は警戒心の強い害獣にとって安心できる条件がそろっており、一度侵入されると長期間住み着くケースも少なくありません。こうした屋根裏の環境そのものが、害獣を引き寄せる原因の一つとなっています。

建物の老朽化や構造上の隙間が侵入を招いている

築年数が経過した住宅では、屋根や外壁、軒下などに小さな隙間が生じやすくなります。瓦のズレや板金の浮き、換気口や配管まわりの隙間などは、害獣の侵入口になりやすい代表例です。

ハクビシンやイタチなどは、わずかな隙間でも体を押し込んで侵入できるため、見た目では気づきにくい箇所から入り込んでいることもあります。

庭や周辺環境が害獣を引き寄せている

屋根裏への侵入は、建物そのものだけでなく、敷地や周辺環境の影響を受けることもあります。庭木が外壁や屋根付近まで伸びている場合、害獣が屋根へ移動する格好の足場です。

また、果樹や家庭菜園、ゴミの管理状況によっては、エサを求めて害獣が集まりやすくなります。一度敷地周辺に害獣が寄り付くと、屋根裏への侵入リスクも高まるため、建物外の環境も含めて原因を考えることが重要です。

過去の侵入痕跡を放置していることで再侵入されている

以前に害獣が侵入した形跡があるにもかかわらず、侵入口の封鎖や清掃が不十分なまま放置されていると、再侵入を招く原因になります。害獣は一度侵入した経路や、においの残った場所を記憶しており、再び戻ってくる習性があります。

追い出しだけで対策を終えてしまうと、同じ場所から何度も被害が発生する可能性が高くなるので、適切な対策を取ることが大切です。

屋根裏に侵入する代表的な害獣の種類と特徴

屋根裏に侵入する害獣にはいくつかの種類があり、それぞれ行動特性や被害の内容が異なります。どの害獣が侵入しているかによって、有効な追い出し方法や注意点も変わるため、種類を見極めることが対策の基本です。

  • ハクビシン
  • イタチ・テン
  • アライグマ
  • コウモリ
  • ネズミ

ここでは、屋根裏被害として特に多い代表的な害獣について、その特徴を解説します。

ハクビシン

ハクビシンは体長50〜60cmほどの中型の害獣で、屋根裏被害の中でも特に相談が多い種類です。夜行性で、天井裏を歩き回る際に大きな足音がするのが特徴です。果物や野菜を好み、庭に果樹がある住宅では引き寄せられやすくなります。

屋根の隙間や換気口などから侵入し、屋根裏をねぐらや繁殖場所として利用するケースも少なくありません。フンや尿による悪臭や天井のシミなど、生活環境への影響が出やすい害獣です。

イタチ・テン

イタチやテンは細長い体形をしており、わずかな隙間からでも侵入できるのが特徴です。体は小さいものの動きが素早く、屋根裏を走り回るような物音が発生することがあります。

断熱材の中に潜り込んで巣を作ることも多く、断熱性能の低下や配線の破損につながる恐れがあります。繁殖期には鳴き声が聞こえることもあり、夜間の騒音トラブルに発展するケースも見られ、早めの対策が重要な害獣の一つです。

アライグマ

アライグマは体格が大きく力も強いため、屋根や外壁を破損させながら侵入するケースがあります。手先が器用で、フタや板金をこじ開けることもあり、被害が大きくなりやすい点が特徴です。

屋根裏に住み着くと、騒音や悪臭だけでなく、建物構造へのダメージが深刻化する恐れがあります。また、攻撃性が高い場合もあるため、安易に自分で対処しようとすると危険を伴います。専門的な対応が必要になるケースが多い害獣です。

コウモリ

コウモリは体が小さく、換気口や外壁のわずかな隙間から侵入します。屋根裏や軒下に集団で棲みつくことがあり、フンが大量に堆積するのが特徴です。

フンには病原菌が含まれている可能性があり、衛生面でのリスクも指摘されています。また、コウモリは鳥獣保護法の対象となるため、無断で捕獲や殺傷を行うことはできません。対策には法令を守った追い出しと、侵入口の封鎖が欠かせません。

ネズミ

ネズミは非常に小さな隙間から侵入でき、屋根裏や天井裏に巣を作ることがあります。配線をかじる習性があるため、漏電や火災のリスクにつながる点が大きな問題です。また、繁殖力が高く、放置すると短期間で数が増えてしまう恐れがあります。

足音は比較的軽いものの、カリカリとしたかじる音が聞こえることもあります。被害が広がる前に、早期の発見と対策が重要です。

屋根裏の害獣を追い出す方法と注意点

屋根裏に害獣が侵入している場合、被害拡大を防ぐためにも早めの対応が重要です。ただし、やみくもに追い出しを試みると、思わぬトラブルや再侵入を招く恐れがあります。

害獣対策では、事前準備を整えたうえで適切な方法を選び、追い出した後の対応まで含めて考えることが欠かせません。

  • 追い出し前にやるべき準備
  • ニオイで追い出す方法
  • 音・光で追い出す方法
  • 追い出し後に必ず行うべき応急対応
  • 自分で対策する際の注意点

ここでは、屋根裏の害獣を追い出す主な方法と、その際に注意すべきポイントを解説します。

追い出し前にやるべき準備

害獣を追い出す前に、まず被害状況を把握することが大切です。物音のする時間帯や場所、フンや臭いの有無を確認し、屋根裏にどの程度被害が出ているかを整理しましょう。

また、作業時の安全確保にも十分に留意しましょう。屋根裏は足場が不安定で、断熱材や配線に触れる危険もあります。防塵マスクや手袋を着用し、無理に立ち入らないことが基本です。準備を怠ると、ケガや被害拡大につながる恐れがあります。

ニオイで追い出す方法

害獣対策としてよく使われるのが、忌避剤や木酢液などのニオイを利用した方法です。害獣が嫌がる刺激臭を屋根裏に漂わせることで、一時的に居心地の悪い環境を作り、外へ出ていくよう促します。

市販の忌避剤は手軽に使える反面、効果が限定的な場合もあります。また、種類によってはニオイに慣れてしまうこともあるため、過信は禁物です。あくまで応急的な対策として考える必要があります。

音・光で追い出す方法

音や光を使った対策も、屋根裏の害獣を追い出す手段の一つです。超音波装置や強い光を照射するライトなどを設置し、害獣が落ち着かない環境を作ります。これらの方法は、設置が比較的簡単で住宅を大きく傷つけずに試せる点がメリットです。

ただし、すべての害獣に効果があるわけではなく、個体差によって反応が異なります。効果が見られない場合は、別の対策を検討する必要があります。

追い出し後に必ず行うべき応急対応

害獣を追い出せたとしても、そのままにしておくと再侵入される可能性が高くなります。追い出し後は、侵入口と思われる箇所を仮に塞ぐ、フンや巣材を取り除くなどの応急対応が重要です。

特に、においが残っていると害獣が戻ってくる原因になるため、清掃や消毒も欠かさずに行いましょう。この段階で対応が不十分だと、再び被害が発生し、対策をやり直すことになりかねません。

自分で対策する際の注意点

屋根裏の害獣対策を自分で行う場合、いくつか注意すべき点があります。まず、ハクビシンやコウモリなどは鳥獣保護法の対象となっており、捕獲や殺傷は原則禁止です。

また、無理に追い詰めると害獣が暴れたり、天井を破損したりする危険もあります。被害が広範囲に及んでいる場合や、侵入口が特定できない場合は、早めに専門業者へ相談することも重要な判断です。

まとめ|屋根裏の害獣対策は早期対応から再発防止作までが重要!

屋根裏の害獣被害は、放置するほど被害が拡大しやすく、建物の劣化や生活環境への影響につながる恐れがあります。追い出しだけで対策を終えてしまうと、侵入口が残ったままとなり、再侵入を招くケースも少なくありません。侵入原因を正しく把握し、害獣が入り込みにくい住まいの状態を整えることが、被害を繰り返さないための重要なポイントです。

特に、屋根や外壁の隙間、劣化した部材、換気口や配管まわりの開口部などは、害獣が侵入するきっかけになりやすい部分です。また、過去に侵入された形跡を放置していると、同じ経路から再び被害が発生する可能性も高くなります。こうした問題は、建物の構造や劣化状況を踏まえた点検と補修によって改善できるケースが少なくありません。

名古屋市を拠点にリフォーム・住宅メンテナンスを手がけるニノス株式会社では、屋根や外壁の補修、侵入口になりやすい箇所の点検・修繕など、害獣が入り込みにくい住まいづくりをサポートしています。

「屋根や外壁の隙間が気になる」「築年数が経ち、劣化が進んでいる」「害獣被害をきっかけに住まい全体を見直したい」といった場合は、住まいの専門家に相談することで、再発防止につながる対策を検討しやすくなるでしょう。